御神楽少女探偵団「蘇る夢男」のおはなし 【解決編】 9折り目

事件の真相に気付き、放心してどっか行っちゃった御神楽時人。
儚げな少女並の繊細さを持ち合わせる御神楽時人様。この時代スマホとかないんだから、勝手にどっか行くのやめてもらえませんかねえ。

ほんとだよね。
ふらふらとどっか行く上司を持つと大変だよね。
その時、メガネっ子千鶴が何かを発見!!

寺にて、ふらりと現れたのは御神楽時人!?
コチラに一向に気付かない御神楽時人は、一体どこに向かっているのでしょうか。そんなの後を付けるに決まっているじゃない。

探偵同士でわさわさして、辿り着いたのは奥にひっそりと建っているお堂。
ここは……確か、以前住職に連れてこられた場所。
昔、倉賀さんが権兵衛に芙美子と別れろと監禁された場所。
こわいこわい、夢男がいそうでこわい。

さて、後を付けられていた事にさほど驚く様子もなく、無事合流した御神楽時人とその助手達は、そのお堂に入ってみることに。
やだよー、ボロイお堂、しかも怨念が残ってそうだしー、変な虫出そうだしー。

真っ暗な中には何もないように見えます。
しかし、外からの光で中が少し明るくなると、隅の方に何やら紙の束が。あやしい。

もちろん読むよね。
しかし御神楽時人は一味違う。中身を確認する前から、それが何であるかを宣言!!
ズバリ倉賀さんが残した復讐の教科書でしょう!
どういう事かと言うと

そこには復讐のための殺害方法が記されていたのです。
あらあらまあまあ、物騒な世の中。
それとは別に、手紙も置かれており、まさしくその手紙は……

警察に宛てた夢男からの手紙!
それはまだ出されてない手紙。つまり……

この復讐の最終目的であろう財部権兵衛を殺害した時に出されるはずの手紙。
事件の真相に近づいてきやがったぜ。

倉賀さんが死んだ後も届いた「夢男」からの手紙。筆跡は倉賀さん本人の物。それはそうですよね、生前に倉賀さんが書いてここに置いていたのですもの。
やはり倉賀さんは死んでいて、今回の事件は別の人物。

まさかの復讐の継承!?
見も知らずの人が、関係ない財部家に復讐するはずもなく、倉賀さんの意思を引き継ぐ人物となれば、自ずと決まってくるような。
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